大学時代に朝日新聞東京本社で3年間アルバイトをしていました。新聞記者やデスクと呼ばれる編集責任者の雑用一般を担いながらメディアが作られる背景を学び、①メディアを作ること②作るための資本を稼ぐこと の2つに興味を持ち、社会人の振り出しを広告代理店で資本を稼ぐことに決めて入社。主に「東京カレンダー」の広告営業をしました。しかし、いわゆる小規模広告代理店だったため、財務状況が悪く入社初月の4月給与が振り込み遅延。社長に話に行くと「すまん。5月まで待ってくれ」のひとこと。5月に入って振り込まれていたが、5月の給与も同じく遅延したため、ここにはいられないと考え2か月で退社

朝日新聞の編集委員だった方がソフトバンクの広報室に転職しており、上記会社を退職していたわたしに声をかけてもらったことが入社きっかけ。ソフトバンクBBで広報と宣伝のイロハを一から学びました。その当時はADSL事業を行っていたソフトバンクBB。モデムが入った赤いバッグを全国津々浦々の駅や商店で無料で配り加入者を囲い込みしていました。そんな状況のなか、広末涼子や上戸彩をCMキャラクターに起用した宣伝部門を主に担当。その後、ソフトバンクのロゴ変更によるリブランディングやソフトバンクホークスの立ち上げなども経験。ボーダフォンを買収したあたりから、販売促進部門も兼任し商品プロモーションツールの作成や全国の販売店への流通も経験しました

メディアを作るスキルを磨くために、いちから制作のノウハウを学ぶため転職。取材や執筆、編集まで一気通貫で担う編集プロダクションで、雑誌や書籍を作っていました。有名なところでいうと「東京ウォーカー」「ぴあ」「るるぶ」「マップル」等の街情報誌や旅行雑誌やムック本のほか、レシピ本やJALの機内誌「スカイワード」も作っていました。出版社からの請負だけではなく自社で発行するフリーマガジンを立ち上げて、ハワイやセブの日本人旅行客向けに紙とWebの両メディアをつくりつつ、売り上げ管理など事業をグロースするためのあらゆる内容を包括的に学びました。在籍最後の方では会社組織をマネジメントすることも経験し会社を経営する目線も学んでいます

自分の持ち合わせたスキルで社会貢献できないものかと考え、医療機関の経営支援をするエムスリーの子会社であるシーユーシー（旧エムスリードクターサポート）に転職。医療法人のPMIをお手伝いし病院やクリニックの経営を支援する事業のなかで、コーポレートと事業の広報を担当。コーポレート面ではプレスリリースやPMI後のメディアリレーションズを担当しました。事業面では医療法人の採用や集患（しゅうかん）を支援するコンテンツ制作などを担当。病院やクリニックにペライチでLP作ってみませんか、と提案もしていました。一方で、社外的な広報をしていると「社内向けの広報が足りてない」という課題に気づき、社長に「社内広報をしたほうがいいし私がやりたい」と直談判をして社内広報も担うことに。そこで、社内ポータルや社内報の作成など行い、社内の情報流通を整備しました。そうすると、従業員エンゲージメント領域も携わることになりだんだん人事領域もみることになり正式に人事に異動。人事では育成教育のリーダーとして理念浸透や従業員スキルの育成およびエンゲージメント施策を担当しました

広報組織をゼロイチで作れる環境があった不動産テック企業に転職。入社して3か月目で広報室を組成し、4か月目に責任者になりました。広報とはなにかを社内に説明しながら、メディアとのリレーションをメンバーと一緒に行っていました。不動産SaaSにBPOサービスを加えた「BPaaS」がこれから欠かせなくなるという文脈で、24年12月には業界紙の1面トップ記事の取材を獲得しています。

掲げているVisionとMissionが事業にちゃんと紐づいていることや、面接をしてくださった役員陣の全員が本気でVisionとMission実現に向けて行動されていると感じ入職しました。また、2018年ごろに自分がペライチを使っていたころよりも格段にサービスが拡充されており、事業の将来性が高いとも感じています。広報として早く貢献してまいります